皆さん、世界のどこかでおはようございます!ツヨシ(@tsuyoshi)です。
この3年半で幾つの国立公園に訪れただろうか…今回はKaputar NP!前回の数ヶ月間取った休みに行ってきた国立公園で、中々来られる場所でもないので、公園内を3日間楽しんできました。
僕はNSWの国立公園の年パスを持っているが、入園料が掛かるのでHPを確認してから来てください。
僕の滞在しているLennox Headから西に6時間。地図で全体を見るとそこまでではないように見えるが、体感ではそれなりに内陸に入った場所。想像通り、人影も少なく、野生動物も多い、とは言え近くには小さな街もあるので、秘境というほどでも無い、程よいエリア。
僕らビーチ沿いで生活をしている人たちからすると少しだけ腰を持ち上げないと行けない場所だったりもする。それもあってかしょっ中 国立公園やキャンプの話をしているローカルの友達に聞いてみても、行ったことがないどころか名前も聞いたことがないと言っていた。地図全体で見ると大したことがなくとも車で6時間って情報を日本に置き換えて考えたらそりゃそうだよね。と納得すらできる。そんなことを考えていたら地元愛知から山口の角島にキャンプしに行った約10年前を思い出す。
例えグーグルマップス上で見付けても、それなりの情報がないと行けない場所だとも思うので、マウント カプター国立公園について話そうと思う。運転が苦では無く、国立公園好きにはその道中の国立公園も含めて僕は勧める。
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Mount Kaputar NPという国立公園
カタカナで書くとマウント カプター国立公園を呼ばれる。そんなココは凡そ2000万年前に活動した火山らしい。その後何百万年にわたり侵食され、今の形になった歴史があるらしい。
山頂付近までは車で行くことができ、実際に訪れた僕ですら想像するのが難しいが、天気のいい日は山頂の360度のパララマの風景からNSWの10分の1が見渡せるらしい。嘘だろ!とすら思える。
僕は見付けることが出来なかったがこのエリアには真っ赤なナメクジが生息しているらしい。写真で見た僕はてっきりレッドチリかと思ってしまったくらい。笑
朝日を見ようと日の出前にルックアウト付近を散策している頃には大量のブラウンスネークの赤ちゃん(体長数センチ)を見掛けた。赤ちゃんだからと笑顔ではいたが、危険な蛇ではあるよね。
そんなMount Kaputar NPに早速入園する。
Mount Kaputar NPを旅する
シグネチャーはおそらくこの崖。ところどころに生えている草はガーデンと表現されている。いつだって英語の表現はオシャレだよね。笑
形を見るからに整った不自然さ。恐らく火山活動から数百万年かけて侵食された跡だろう。落ちている崖の破片を見ても綺麗に不自然。まるで焚き火用の薪みたい。
夜行性のカンガルー、ワラビーも朝から昼からいつだって見掛けた。全く人が居なかった訳ではないが、それなりに人の出入りが少ない上に自然が多く残っている事を感じる。
実は今回もカナダの頃からの友達Leahと来ている訳だが、あれはレディバグだよね?と聞くと、いや、あれはジャパニーズビートルだよ。ジャパニーズだけは噛みついてくるのよ、生意気だよね(笑)と、僕にたっぷりの愛情と皮肉を込めて、英語を教えてくれる。アリガテー(笑)
僕は細かな種類を言えないが、日本における英語のてんとう虫はレディバグだが、日本に生息するドット模様のあのてんとう虫は英語でジャパニーズビートルとも呼ぶらしい。そして中でも噛み付いて攻撃してくるのはジャパニーズビートルらしい。僕自身も実際に噛まれたが結構痛い。アリの倍痛いくらい?
それにゴアナも見掛けた。ゴアナは比較的どこでも見掛けるが、久しぶりだった上にこの個体は大きかった。アリを食べてるのかなあ?ぺろぺろしながら木を登っている様子だった。
それに大量のヤギにもあった。この3日間のトレイル中だけでも30頭くらいに出会った。これは体験した人にしか分からないが、子ヤギの鳴き声は人間の子供が絶叫しているように聞こえる。山頂から子供が叫んでいると勘違いした僕は大丈夫かー?と叫んだ。そしたらあれはヤギの子供だよ〜とLeahは爆笑していた。恥ずかしかったが、子供の絶叫でないならそれはそれでよかった。笑
そんなマウント カプター国立公園ではチェンソー禁止である。正直 ‘?’ ではあるが、結構、皆さん現地の木をチェンソーで切って、キャンプファイヤーをするらしい。そんな話を聞くとやっぱり面白い。日本のブッシュクラフトとはジャンルが違う。いや、もしかしたら僕が知らないだけなのかも。そんなこともあってか、やっぱり野生動物には過ごしやすいのかもね。
ここからは噂のルックアウトを紹介する。正直、ゆっくり回った上にたくさん写真を撮ったのでどこがどこの写真かわからなくはなっているが、名前のあるルックアウトはどこも確かに美しかった。中でも僕のお気に入りはこの写真。たくさん生えている目の前の草も、曇っちゃっている景色もいい感じに見える。
見られた朝日は2度あった訳だが、両日ともにココで見た。サングラスが無いと何も見えないくらい眩しい。(Barraba track)
火山後のトレイルコース。NTのキングスキャニオン国立公園のような足場だった。(Lindsay Rock Tops lookout)
そんなトレイルは少し変わっていて、同じトレイルでも熱帯雨林とそうでない場所がある。そんな道中には看板で’This is NOT rain forest’と書かれていた。笑(Barraba track)
国立公園近くには大きな川が流れている場所もあった。(Ancient Geological Site Glacial Area)
恐らく先住民家系の家族が泳いだり、飛び込んで楽しんでいた。中には裸の人もいたが、これだけ人通りの少なく、自然‼︎って場所なら尚更気持ちよさそうだった。
山頂付近のルックアウト。(West Kaputar Lookout)
見えている視界の大半が緑色な景色には癒しをたくさん感じる。
超絶ズームをして景観の中を更に見てみたら迫力がある。
(Mount Kaputar Summit lookout)
中には数キロから数十キロのトレイルがある。本当の山頂へのアクセスはアスレチックで、ロープをたどり寄せながら進むことになるので、結構ハードだが、景色は最高だった。休憩がてら日向ぼっこしながら、少し昼寝していたら、Leahはヨガをしていた。
何度も何度も僕がブログで伝えていること。田舎やキャンプに行って何してるの?の回答として何をしてもいいんだから、あなたがしたいこと何でも出来るよ。がそこにはあった気がする。
Mount Kaputarに訪れて
キャンプ場はDawsons Spring campground。ホットシャワーもあり、静かで、星が綺麗で快適だった。
結局どうだったの?6時間掛けて訪れる価値あったの?と聞かれると正直回答が難しい。僕は来てよかったと思っているが、自然が好きな人でなければ、遠すぎる距離なのかもしれない。それでも9時間かけて日本からオーストラリアに来るあの座席よりは当然快適。
3日でゴールドコーストからシドニーに行くや、5日間でブリスベンからケアンズに行くみたいなロードトリップの仕方では無い人で、ある程度の時間のゆとりがある人には是非勧めたい。
ただ一つだけアドバイスをするなら、Lairds Lookoutは何もない蜘蛛の巣だらけの茂みの道を10KMほど歩くことになり、特別景観がいい訳でもない上に大量の野生のヤギと出会えるトレイル。歩いたからこそ言えるがこの道は勧めない。笑