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ワーホリと共通する本だった!【アルケミスト~夢を旅した少年~】

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ワーホリ 本 カナダ
ワーホリ 本

皆さん、世界のどこかでおはようございます!ツヨシ(@tsuyoshi)です。

最近、アルケミストって本読んだ。日本にいた頃は良く読書をしていたんだけれど、海外生活をし始めてからは一切読まなくなった。要約動画やブログを偶に読む程度。それこそ中田のあっちゃんが紹介している本の中で、タイトルから気になったものがあったりとかね。

そんな中で僕のブログで度々登場するとくちゃんが良かったら読みます?って貸してくれたので、久しぶりに読書をした。僕が感じたのは海外への短期滞在者と共通する要素が多いという事。魔女の宅急便や奇跡の2000マイル(オージー映画)なんかを見た時も同じ様な感想を持った。

アルケミストはポルトガル語が原作で、それを英訳したものを更に日本語に翻訳してるので文章が少し分かりづらい。日本人がよく言う”宗教っぽい”という側面も確かにあるが、哲学としても成立しているので、個人的には結構面白かった。もし機会あれば読んでみてほしい。簡単に僕が気に入った点を話そうと思う、マクトゥーブ🤙🏽

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僕のスタンス

まず始めに。海外で生活するととどうしても宗教に触れることが多い。僕の場合、それがきっかけで興味を持ち、基礎の部分は勉強した。そこから派生して、神話にも興味が出始め、古事記にも触れた。一周して、日本に戻ってきた。今学ぶ日本の歴史は当時学校で習うよりも面白いし、今勉強するからこそ当時とは異なる感想を持てる。

僕は神は信じていないが、神話や宗教のストーリーの一部は信じている。信じているというよりも説得力を感じている。例えば、何故唯一人類が生物の中で異性に裸を見られるのが恥ずかしいと感じるのか?いつからそう感じる様になったのか?みたいに聞かれると、神話や宗教のストーリーを信じなければ僕の中で辻と褄が合わないから。

そんな最低限の宗教や神話の知識も手助けしてくれて、より一層アルケミストの話は入ってきた。

一括りに海外生活と言ってもそうだし、本でも、何でもそうだが、ある程度はその人の経験値ってので感想が変わるので、この本が面白いのか、宗教を知らない人が感じる”宗教っぽい”なのか、よく分からなかったのかは読んでみないと分からないね。

一概には言えないが、特にSNSの信頼が厚い2024年初頭、多くの若者が日本よりも海外の方がいいんじゃないか?と考え、日本を出る。それでもある程度海外で生活を送ると、日本もいいよな!と体感としての他国との比較を持って、日本を好きになる人も多い。僕が出国した時はそこまで日本に滅入ってはいなかったし、海外に来て心の底から脱帽って事もなかったが、海外生活を通じて改めて日本を好きになった一人。大人になってから宗教や神話の基礎を勉強して、最後には古事記に戻って来たことにもそれを感じる。

色々を勉強している内に、勝手に自分の中でこういう意味も含まれているんじゃないか?みたいな想像もすることが増えた。それが事実かどうかではなく、勝手に想像している感じ。そんな習慣もあって、映画や本や人の話を聞いている時に、それとこれは似ているなあ。とか、こういう状況と似ていない?みたいに勝手に自分の中で感じる事も増えた。なんかワーホリと似ている部分あるなあ〜って。

もし興味があったら、以前に記事にしているので、読んでみてね。

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海外一時滞在者に共通する

漸く本題。アルケミスト 夢を旅した少年だが、あらすじを読むと、

羊使いのサンチャゴは、彼を待つ宝が隠されているという夢を信じ、アフリカの砂漠を越えピラミッドを目指す。様々な出会いと別れを経験し、少年は人生の知恵を学んでゆく――。

だそう。僕はネタバレをされることにあまり抵抗がないので、何故僕がワーホリと近しいと感じたかを説明したいから今からネタバレしちゃう。嫌な人はここで読み止めてくれたらいい。

 

この羊使いは、教会で生まれ育つ。父親が神父さんなので継ぐ事もできたのだが、世界を見て周りたいと考えていた。それでもお金がないので羊飼いになることにした。羊を放牧させながら、旅をする。旅先で、毛やミルクを売りながら生計を立てる。今で言うノマドみたいな生活スタイルですね。

そんな中、神のお告げに合う。ピラミッドに行けば宝が手に入る。色んな苦労がありつつ 多くの人に騙され 助けてもらいながら、何年も掛け、漸くピラミッドにたどり着くが、探しても探しても宝は見つからない。

そんな中、同じ様にピラミッドに宝を探している人たちからある情報を聞く。どうやらその宝は今、ある田舎の教会の木の下に埋まっているらしい。

全てをネタバレしてしまったが、これがあらすじ。ページ数もそこまでないのでサラッと読める。

 

スタートとゴールの文字だけをみたら、人によっては、羊飼いにならずに初めから神父になっていても、同じなのかもしれない。寄り道をしなければ、無駄なお金や生き急いで死にかける事もなかったと言うのかもしれない。ただそれを経験した人にしかその価値が分からないよねって話。

魔女の宅急便や奇跡の2000マイルとは当然話の構成が違うが、同じ様なワーホリメイカーとも共通する何かを僕は感じた。

いろんな人と出会い、いろんな言語で会話を取り、いろんな環境下を知り、いろんな肯定と否定を受け、一周回って、日本の事が好きになったり、心のどこかで無意識に日本との比較をしている。確かにそんな自分が居たなと。

人は人生はマラソンだ!と言う。コースが人の数だけある分、同じコース上を走るマラソンという例えに、僕は全く共感ができないが、少なからず、目指しているゴールがあることには賛同する。同じ場所に辿り着いたとしてもコースが違えば同じものが手に入るとは限らない。

例えば僕ら日本人が今同じ、〇〇国に滞在していたとする。大切なのはどれだけ多言語が話せるかを他人と比較することでも、給料を他人と比較することでもなく、一定の滞在期間をどう過ごしたかにフォーカスするべきだ!ってのが僕の持論。その為の仕事だったり、多言語ってのはあるけれど、一番大切な項目ではないと僕は信じている。

ワーホリや留学で過ごした同じ期間で同じ経験ができる訳ではない。

これは前向きな話であって、前向きな本だった。もし気になったらぜひ読んでみてほしい。

嗚呼、それにしても英語ペラペラになりてーなー。